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​投稿フォーム

この投稿フォームは、展示や映像を経た、

あなたの「ことば」を、投稿することができるページです。​​

 

​※投稿内容は、掲載せず、

Doukyusei.が受け取るのみに留めることも可能です。

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あなたの「ことば」が送信されました。
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No.0 2022/11/14  (月) 0:00 くま

 

この投稿フォームについて。 

 

SEXでゴムが破けていた。ピルを飲み忘れた。生理が来ない。お腹のこどもが死んでしまった。そんなとき、まず、することは何だろう。誰かに相談する?病院にいく?その時、何ができるのか。”いっしょに”想像してみる。

 

お腹の中に、何かいる/いたかもしれない。

電車の時間、硬い蓋の開け方、仕事探し、まずネットで検索して、自分にとっての一番良い方法を探してみる。ネットには、

"普段"とは違う、アクシデントに見舞われた人たちが使う、掲示板がある。

真夜中、昼間、早朝、「どうしよう。」となった人が、そこに、質問や言葉を残していく。医師が返信を書くまでに、数日〜数週間のタイムラグがあって、でも、掲示板が稼働していれば、返信がある。ちなみに、閲覧数が見られる掲示板もあったりする。

何百、数千という質問とその答えの記録は、大体の掲示板には、消されないで残ってる。質問を書いた人が、忘れるくらい時間が経っても。未来に、同じような状況で困った人が、血眼になって検索しまくった結果、過去の質問に、引っかかったりすることがある。偶然に、今、この瞬間困っている人にとって、頼りないけど、少し安心できる、"藁”になったりする。

あの、不思議な空間。その時のことを"いっしょに”想像しながら、この投稿フォームを作った。自分の言葉が、あなたのことばが、記録されて残っていく。知らない誰かの"何か"になる。それって、なんか、面白くない?って。

No.1 2022/12/11  (日) 20:00ごろ くにたろう


距離

見てはいけないものを見てしまった気がして、ついつい後ずさりしてしまう。

 

でも、どこかで引っかかる部分があって、折り触れて思い出す。ここはそういう不思議な場所です。

No.2 2022/12/15  (木) 20:57 S


祈り

宿す、命を産むって、どんな感覚なんだろう、と思う。

 

迎え入れられるはずだった新生児は声も出さずに、冷たくなっているけれど、ここに生まれてきた、母が命がけで産んだ事実がなくなることはない。洗濯機の音が響く日常の淵で、朦朧としながらもごみ袋をかぶせたお母さん、頼れる人はいたの?最後に手をかけたのはお母さん、でも赤ちゃんを殺したのは誰? 

 

定期的にニュース番組で20秒で読み上げられては忘れられていくこの出来事をなぞって表れた母の、身に余る選別の重さがあんまり寂しくて、涙も出なかった。

 

そこに巡り合っていれば、びっくりするくらい簡単に、このお母さんのように、はては赤ちゃんのようになっていたかもしれないと思う。選別しなければいけない/母に全てが委ねられる「そこ」があることが、歪みであり今の社会の罪であると思う。

 

産めないならと人はいうけれど、誰であっても、一度でも産もうと思った命を快く育てられる、祝福の手を差し伸べられる場所であってほしい。そして冷たくなっていった今までの子どもたちとそのお母さんに向けて、祈り続けたい。

No.4 2022/12/17  (土) 20:53  まちこ

 

Not title

会場全体が誰かの部屋に入ったみたいな、一つの作品のような感じがしました。テーマからなのか、繊細な感じを受けました。カセットテープの巻き戻す時間が良かったです。

 

動画作品に出てくる女の人には,誰か支えてくれる人はいないのかなと思いました。

No.5 2022/12/18  (日) 15:39  K

 

表と裏

女の子のお部屋にお邪魔した感覚になった。

 

机の上はコスメや可愛い雑貨が置いてあって平穏な日々を謳歌しているのかと思いきや、そうではない。

 

人に見せている表の姿が全てではない。 いつもよく笑って楽しそうにしている人の裏には人一倍悩んでいる瞬間がある。

 

なにができるんだろ、なんて声を掛けるんだろう、私がその状況になったら?と考えながら過ごした時間だった。

No.6 2023/1/13  (金) 00:00  りほ

 

安心

夜に、1人で来ました。ここで座っていると、落ち着かず、ちょっと怖かった。

 動画の最後、まりあの「お母さん」の呼びかけに、急に安心させられた。

 そうだな。妊娠って、怖いことじゃないんだよなって。でも、誰にも言えず、1人で、抱え悩んで殺すのは、とっても怖いよねって。ひとごとだと思えず、まりあの声に、救われた気がした。

No.3 2022/12/17  (土) 00:22 mugi

 

女の子の部分

コツンコツンと音が鳴る

歩くたびに

リズム良く

私のハイヒール

ああ

私も女の子だった

いつからだろう

 

机の上、思い出す

 

初めて生理がきた日

下着を買った日

ディオールをもらった日

ピルを飲み始めた日

 

すこしの違和感はあれども

 

確かにある私の「女の子の部分」が生々しく共感していた

 

コツンコツンと音が鳴る 歩いている

 

他人事のようでいて とても近くに感じた

 

怖くなってひとり、駅ビルのトイレで検査をしたこと、アフターピルを調べたこともあったな

 

もし、。

 

密かに怯えながら 快楽と近いところで生きている

 

黙って、黙って、たまに話して

文字に託して

私は生きている

 

だれかの声と言葉に触れたこと、緊張しましたが、とてもとても貴重な体験でした。自分の心にも少しだけ素直になれました。ありがとうございました。

No.7 2023/1/00  (0) 00:00  0000

 

守る / 守られる

もう ないものに布を、ビニールを、声を、光を、ぐるぐると、巻く。

じゅうぶんに、あたたかい。

​カセットテープを聞いていたら足がしびれたので、伸ばしてみたら、急にトイレに行きたくなった。そりゃ、今日、コーヒー2杯も飲んだんだもん! 守られている場所で、ちぢこまりながら、のびのびと。

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